ゴーンがやってるからお前もやれの迷

プロジェクトが一段落して時間にゆとりが出てきましたので。ADPの開発に戻りたい面もあるが残念ながらそれほどヒマではない。しかし、このままだらだらするのも惜しい気がする。かと言って、英語ばかりやるのもそろそろ飽きてきた。
とまぁ何をしようかと悩んでいたら、例の極言暴論に新しい記事が出てた。どうやら週1でアップしているらしい、ということでしばらく極言暴論をウオッチすることにする。

 新しい記事を読みましたが、メディアというのはつくづくいい加減ということを実感した。例えばこの記事を真に受けてシステム部の人がマルチベンダーを止めて失敗しても筆者は責任を取らないだろう。それどころか別の記事のように批判されるだけである。とまぁ、1年半たっているとはいえ正反対の論調の記事をなんのフォローもなく掲載している。
これで『アホ』と煽られても、

わかったわかった。よかったね。

と言うしかない。そしてその記事に同調する人をみるとまったくもって嫌になる。

 この手の話は単純に論じることができないし、『ゴーンがやっているからお前もやれ』という小学生のような理論を振りかざされても全くもって困惑するばかりである。マルチベンダー・価格交渉等のキーワードを考えても実際に価格交渉の現場に遭遇した者としては一言でかたずけられないという思いがある。というわけで私は今までこういう話で一般論を語ってもあまりにもふわっとしすぎて参考にはならないと考えていました。
しかし、だからと言って外野の無責任な発言を放置し、それを真に受けた被害者が出るのも見るに忍びないのでコメントする次第です。
もちろんこの手の記事は、私の記事も含めて、解釈は読み手の自己責任になりますが、まったく検証のない煽り記事を鵜呑みにするよりも、反論にも目をとおして検討した方がより建設的でしょう。

 さてこの極言暴論ですが、ユーザ企業の担当者に槍玉に挙げているが、どうもユーザ企業の担当者を責めることが最近のトレンドになっているようです。
 もっとも、デフレスパイラス真っ只中で頑張っている経営者の方は、営業部門が必死で稼いでる中で、我関せずとばかりに安穏としているIT部門の担当者をみて『アホ』とか言いたくなるかもしれません。
だからと言って、 ベンダーロックインを怖がり、マルチベンダー体制を維持する愚 のような記事を真に受けて、まともに『ベンダーを絞って単金を下げさせろ!』と指示を出しても、良くてその指示をなかったことにされて、下手をすれば却って高くつくようになるおそれがある。その話を当の記事の本人が別の記事 窮余のフルアウトソーシングは禍根残す でしていました。
ロックインの恐ろしさはまさにこの禍根を残す記事にあるとおりです。

 IT関連のリストラで重要なことは人材の見極めかと思われます。IT関連の人材は個々の能力のばらつきが大きいことです。ある意味では営業マンと同じかもしれません。数字が取れる営業マンもいれば、給与泥棒になっている営業マンもいるでしょう。そして給与泥棒の営業マンの首を切れば、売上はそのままでコストを削減することができます。
IT関連の人材も同じようなことが言えます。黙々とシステムを作る人もいれば、一見いいことをいうが実は他人の足を引っ張ているという人もいます。そしてそういう人を切れば成果はそのままにコストを削減することができます。
もっともその人材の見極めが難しいから、ベンダー間で競争させたりする訳ですが、まぁ、私の半径3メートル以内の経験でもみなさん苦労しながらもなんとかやっているようです。
2015-01-17 | コメント:0件

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