動画編集時代のディスクの構成

 最近色々やることがありまして、与太話の方が進んでいないのですが、そのネタ&自分自身の覚書ということで、記事を書きます。時間があればこれを動画にしたいと思っています。

私のメインPC(RYZEN9 5950X, メモリ128GB)は、主にプログラミング、動画編集、その他事務(ワード、エクセル、メール)で使っています(もちろんYoutubeを見たりもしています)。
このメインマシンですが、動画編集用ということもあり、ストレージが

 M.2 SSD(NVME)512GB×1、2TB×1
 SATA SSD 4TB×1
 SATA HDD 6TB×2、8TB×1、14TB×2

と数が8本、総容量54.5TBとこれまた何とも言えない構成となっています。動画編集をやる前は、512GBと1TBのM.2 SSD 2本、総容量 1.5TBだったので、如何に動画編集がディスク容量を使うかわかります。
さて、このディスクをどう使っているかになりますが、以下のように使っています。

Cドライブ M.2 SSD 512GB: OS用 → Usersフォルダのみファイル履歴にバックアップ
Dドライブ M.2 SSD 2TB データ用:その他データ、与太話動画保存用
 → ファイル履歴でバックアップ、動画はアーカイブにバックアップ
Eドライブ SATA SSD 4TB 動画・画像用:ねこ画像動画、旅行画像動画保存用→アーカイブにバックアップ
Gドライブ SATA HDD 8TB 動画・画像一時保管:分類編集前の動画を保存用→ファイル履歴でバックアップ
Bドライブ SATA HDD 6TB×2 ファイル履歴保存用:ストライプを構成
Aドライブ SATA HDD 14TB×2 アーカイブ用:ミラーを構成

となっています。例えばCドライブのM.2SSDが壊れた場合は、ディスク交換後OSのインストール&Usersフォルダをファイル履歴からレストアします。
Dドライブの故障は、ディスク交換後、ファイル履歴・アーカイブからレストアします。
Eドライブの故障は、ディスク交換後、アーカイブからレストアします。
Gドライブの故障は、ディスク交換後、ファイル履歴からレストアします。
Bドライブの故障は、ディスク交換後、ストライプを再構成し、ファイル履歴を再構成します。
Aドライブの故障は、1本のディスクが壊れた場合は壊れたディスクを交換後、ミラーを再構成します。2本のディスクが壊れることは想定外になりますが、D,Eから手動で復旧となります。

このように、ディスク1本の故障の場合は安全に復旧させることができます。この構成になってほぼ3年になりますが、今までAドライブの故障が1件、Dドライブの故障が1件発生しましたが、それぞれ上記のように対応しています。

ちなみに、データ用のドライブがD,E,Gと多いので何とかまとめようと記憶域の管理を試してみましたが、上記のように故障したときの復旧の手順があまり見えないのでやめました。
あとドライブに分かれている利点になりますが、例えばですが、Dドライブが壊れて復旧中でも、猫動画や旅行関係の画像整理はできるので、用途別にキレイに分けられている限りは部分的でも業務を続けることができます。もっとも当の本人の頭がついて行けてないのですが・・・。

アーカイブへのバックアップは基本的にXCOPYを使ったファイルコピーになっています。これによりアーカイブに関しては文字通り「全ての動画、画像の保管場所ーアーカイブ―」となっています。マシンを引っ越ししたりする場合にファイル履歴等を使うより使い勝手があがります。また、将来的にアーカイブだけファイルサーバーに移すこともできます。
ちょっとしたプログラミングやその他ワードやエクセルのデータ、メモ書き等の場合、ファイル履歴を使うと簡易バージョン管理になるのでそれはそれで便利です。もちろん本格的なプログラミングの場合はバージョン管理ツールを使うのですが、テスト的にちょっと書くプログラムに対していちいちリポジトリを作成して・・・とかは今のところしていません(次への課題ですかね)。

とまぁ、以上、ここ3年で一定の完成をみた動画編集用のディスク構成になります。

2025-06-25 | コメント:0件



5950Xの次は、5960Xか6950Xか?

正月もすっかり明けてしまい、確定申告の時期を迎えてバタバタしています。
何気に、サーバーを昨年の年末にWindows 2019に移行し2012は実稼働2年と短命で終わりました。
使っている機能は大きく変わることもなく新機能についてもあまり興味がないので、移行自体もレポートを書くほどではなかったので記事にするのを忘れてしまいました。
ちなみにWindows 11ですが、出だしでRYZENに不具合が出ていて様子見していましてどうしようか悩んでいる今日この頃です。

コロナが長期化していますが、最近PCパーツの断捨離をはじめました、ここで紹介しましたネットブックも出品しています。
で、すっかり綺麗になりつつあり、奥さんも喜んでいるところで終わらせればよいのですが、なんとCPUを”落札”してしまいました。

Haswell-EのCPU、Core i7-5960X

になります。
なぜこのCPUを落札したかですが、昨年あたりにV-Tune(インテル プロファイラ)を無料で使えるようになっていること知り、さっそく試してみたのですが、
Core i7-980XではCPUが古すぎて対応していなく、ノートPC(Haswell)だと動作したので、思わず手を出した次第です。
Core i7-5960Xですが、発売当時は10万円程度だったので、それが数千円程度で手に入るのは時代の流れを感じさせます。

マザーボードについては価格差があるのでトータルでは1万円程高くなるようですが、Core i7 980Xもオークションで8000円程度で売れるので、CPUについては、ほぼ価格差なしで980Xから5960Xに交換できます。

1円からのジャンクということで『ダメもとで』ということで1300円で落札しました。
『CPUの次はマザーボード』ということでX99のマザーボードを落札し、『i7-5960xが動かなかったら』ということで予備のCPU(5930K)を落札し・・・
等々、結局、
マザーボード:3枚
CPU:7個
CPUクーラー:2個
を約5万円で落札しました。で、テストを行い、結局動くのが

マザーボード:2枚
CPU:3個(Core i7-5960X 2個、Core i7-5930K)
CPUクーラー:2個

で、Core i7-5960Xが動く環境、2セット+αを5万円で仕入れたことになります。
高いのか安いのか微妙ですが、外れのCPUとマザーボードはジャンクとして出品しますのでいくらか(多分、CPUは100円、マザーボードは1000円ぐらいか?)回収できそうです(追記:なんやかんやでCPUが1500円、マザーボードは5000円で売れた。稼働品のCore i7-5960Xを5000円で売ったので11000円程回収した)。

Core i7-5960Xですが発売が2014年で8コアのCPUになります。ベースクロックは3GHzでターボブーストで3.5GHzまで回ります。
タスクマネージャでも時折、3.5GHzとレポートしており、このあたりのCPUはターボブーストがきちんと動くようです。
Core i7-980Xは、一応ターボブーストが搭載されているが、上り幅が低いこともあり、ターボブーストを意識していなかった。
もっともRYZEN9 5950xもターボブーストが効いていおり、ベース3.4GHzですが、ちょっと負荷をかけると4GHzまで行きます(コア数によるが)。

CPUウォッチャーの私としては発表当時のニュースやベンチマークも記憶に残っており、プラットホームがSocket 2011-V3で『そろそろ買おうか』と考えていたCPUになります。
その後、様子見をしている間にRYZENの噂を聞きつけてそちらに移ったのですが、そのCPUを手に入れることになるとは感慨深くなります。

Socket 2011-V3ですが、Haswell-EとBroadwell-Eに対応しており、コンシューマー向けCPUでは初の10コアCPUである、Core i7-6950Xが動作します。
こちらはオークションで落札してもよかったのですが、あまり値段が変わらなかったので中古でPCショップで買いました。税込み3万円程になりますが、発売当時が20万円したことを考えるとこちらも時代の流れを感じさせるものがあります。

というわけで5950Xの次は、5960Xと6950Xになり型番はあがりましたが時代に逆行しています。

ちょうどいいタイミングでこんな記事を読みました。6950xを購入してテンションが上がっているところで若干興ざめしてしまいました・・・。

古きプロセッサを温ねて新しきプロセッサを知る
2022-02-23 | コメント:0件



T1028のハードディスクを交換してみた

先日、液晶パネルを交換してみたT1028ですが、今度はハードディスクをSSDに置き換えてみました。

新規にSSDを購入しようかとも思ったのですが、T1028のスペックを確認しますとチップセットが945系のモバイル用ということで、どうやらシリアルATAの初期版のようで、転送速度が頭打ちする可能性があるので、メインマシンで使っていた X25-M にしました。
メインマシンには前から使っていたG-MONSTERを使うようにしました。なぜ、G-MONSTERをT1028で使わないのかですが、G-MONSTERはプチフリで有名な初期のSSDでこれでT1028は厳しいということでややこしい入れ替えとなりました。

作業は、
1.メインマシンのSSDの交換
2.T1028のハードディスク→SSD
でした。

Windows 7ですが、OSでハードディスクの交換に対応しており、バックアップメニューから、『システムイメージの作成』、『システム修復ディスクの作成』を行い、ディスクの交換後、システム修復ディスクから起動し、作成したシステムイメージを使って新しいSSDにシステムを復元すればOKです。
もっとも、G-MONSTERはプチフリがするということで2台でRAID(ストライプ)で使ってたので今回もそうしようと、RAIDを組みました関係で、ICH10のATAモードが、旧システムはAHCIで、新システムがRAIDになり、普通では起動しなくなります。
マイクロソフトさんも、そこらへんは解っておられるようで、このページからドライバが入手できますので、システムイメージの作成前にドライバをインストールしておきます。
これで、メインマシンの換装はおわりましたので、同じことを行えばT1028は晴れてSSDに換装となるかと思います。

T1028側ですが今回は、フリーのバックアップツールの、EaseUs Todo Backupを使ってみました。これはT1028に載っているリカバリエリアを含めてコピーを行う為ですが、コピーした後に判りましたが、リカバリ領域を含めて正しくコピーを行うには、このページによると同一のディスクである必要があるらしい。実際に私の場合も起動時に、no_xpr というエラーが出て起動しなくなりました。
リカバリ領域をあきらめるなら、このまま、
回復コンソール(あらかじめT1028で修復ディスクを作成しそこから起動する)を起動し、このページにあるように

bootrec /fixboot
bootrec /fixmbr

とすると今度は、起動時に『BOOTMGR is missing 』というメッセージが出るようになるので今度は、このページのとおりに、

bcdboot c:\windows

とすると無事に起動するようになります。

ややこしいですが、次回の換装時はT1028でも、システムイメージの作成&修復で試してみます。

実際にどのくらいパフォーマンスが上がったかですが、以下のようになりました。
■換装前(購入直後のベンチマーク)

 ★ ★ ★  HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor    1662.68MHz[GenuineIntel family 6 model C step 2]
Processor    1662.72MHz[GenuineIntel family 6 model C step 2]
VideoCard   RDPDD Chained DD
Resolution  1024x600 (16Bit color)
Memory      2086,872 KByte
OS          Windows NT 6.1 (Build: 7600)

   ALL  Integer   Float  MemoryR MemoryW MemoryRW  DirectDraw
 40526    89909   63345    49731   50124    88444          12

Rectangle   Text Ellipse  BitBlt    Read   Write   RRead  RWrite  Drive
     3908   3744    2052     284   71259   70572   13047   25937  C:\100MB

■換装後(液晶・SSD換装後のベンチマーク)

 ★ ★ ★  HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor    1662.68MHz[GenuineIntel family 6 model C step 2]
Processor    1662.68MHz[GenuineIntel family 6 model C step 2]
VideoCard   RDPDD Chained DD
Resolution  1366x768 (16Bit color)
Memory      2086,872 KByte
OS          Windows NT 6.1 (Build: 7601) Service Pack 1

   ALL  Integer   Float  MemoryR MemoryW MemoryRW  DirectDraw
 60509    82944   60433    49981   50396    88820          13

Rectangle   Text Ellipse  BitBlt    Read   Write   RRead  RWrite  Drive
    24200  24563    2075     168  126108   79012   85191   38597  C:\100MB

なぜかグラフィック系のRectangleとTextのスコアが換装後の方が伸びているが、これはグラフィックドライバの設定が影響しています。
ディスクは、Read、Write、RRead、RWriteの項目になりますが、Readは、X25-Mの性能からいうとチップセットの転送速度の影響で頭打ちになっているようです。また、Writeはあまり性能が上がっていませんが、これはX25-M のもともとの性能になります。この辺りは最近の安いSSDの方がトータル性能が上がるような気がしますので、更に限界に挑戦すべくお金とヒマがあればロマンを求めたいところです。
RRead(ランダムリード)の伸びが大きく、確かに起動時間の体感速度も速くなっています。

SSDに換装したので消費電力の面でも有利かと思いますが、休止を行うと全メモリをSSDに吐き出すので、寿命の面からいうとなるべく休止は使わないように(ふたを閉じたときはスリープにするように)しています。
この辺りはしばらく様子みということで。

ちなみに、この一連の作業(計、6時間)をみていたヨメはあきれ返ったようでなにも言いませんでした。
2011-11-29 | コメント:0件



T1028の液晶パネルを交換してみた

以前に購入したT1028ですが、購入後そろそろ1年が経過し保証期間も終了するので(もっとも海外で購入したので保証もままならないのですが)、そろそろ分解してみようということで、液晶パネルを交換してみました。
液晶のサイズが10インチで、元の解像度が1024×600で、それを1366×768にしてみます。
以前にも書いたとおり解像度的には1024×600の方が目に優しいので良いのですが、縦のサイズが600ドットだとアプリケーションによってはダイアログが入りきらずにボタンがクリックできずに困ることもあるので、縦がXGAと同等の768のものに交換してみました。
最近の、ノート・ネットブックPCの液晶パネルの交換は結構みなさんやっているみたいで、液晶パネルでググれが結構出てきます。
もっとも私が使っているT1028に関しては日本のサイトでは見当たらずに本家の amazon.com で買いました。
また、T1028はさまざまなモデルがあり、T1028Xというモデルで1366×768の解像度をサポートしています。私が購入したのがT1028Mでこの2つのモデルは同一の筺体のようで、T1028X用の液晶パネルを買えば良いようでした。お値段は円高の影響もあり、送料込で、1万円弱になりました。
ということでアマゾンで液晶パネルを買って待つこと3週間ほどで我が家に液晶パネルがきました。
さっそくばらして交換してみましたが、無事に1366×768で表示ができました。
これで、T1028X相当になったのですが、2点程難点があります。
  • タッチパネルでなくなった。購入したパネルにタッチパネルがついていなかったので、タッチパネルができなくなりました。もっとも普段からタッチパネルを使用していないのであまり問題にはなりません。余計なものがないのでかえって表示がきれいで文字が見やすく私にとってはこの方がよかったです。
  • やっぱり中年の目には、10インチで1366×768はきつい。これに関しては、普段使うアプリ(ほとんどIEなのだが)で拡大表示すれば、まぁ事たりるので良しとしましょう。
ちなみに、交換作業を見ていた嫁さんが
「なんで液晶を交換するの?」
と聞いてきたので、
『いや画面の解像度が小さいので下の部分が切れるので・・・』
と返事すると
「なんやそれだけのことで、1万使うのか?」
と詰め寄られました。
まぁ女には男のロマンはわかるまいて。
2011-11-21 | コメント:4件



LGA2011とSandy Bridge-E

最近、ブログの更新が滞っておりますので、近況報告がてら更新します。
(ちなみに、国内旅行取扱管理者が受かったのでその記事でもと思ったのですがそういえば受験した記事を書いていなかったのでまたの機会にします。)
世の中不景気と円高が続きますが、あいも変わらずコンピュータ関係は順調に進歩を遂げており、私もニュースをみながら「次世代の私の使用機はどうしようか・・・」と日々ニュースをチェックしてます。
ちなみにちょうど1年程前にこの記事で、『CPUコア数が6(スレッド数12)で、搭載メモリが24GB』とか言っていましたが、最近、マザーボードが発表になりましたX79というチップセットではDIMMスロットが8個ある製品も発売されるらしく、最近では1枚辺り8GBの容量をもつDIMMが発売になりそれも一部では1万円を切る値段になったので、64GBのメインメモリが10万円を切る値段で手に入るということになるようです。
X79はソケットがLGA2011で対応するCPUはSandy Bridge-Eらしいですが、このCPUは8コア(16スレッド)のものもあるようです。
つまり、2011年末~2012年の頭頃に
CPU:8コア(16スレッド)
メモリ:64GB
というマシンが30万円も出せば手に入るということになるかもしれません。
ちなみに、現在私が使っているマシンですが、
CPU:4コア(4スレッド、HT OFF)
メモリ:12GB
になっています。
CPUはCore i7-920で、Hyper-ThreadingをONにすれば8スレッドになるのですが、OFFで使用しています。
私の使用方法では、8スレッドを使うことはほぼなく、無駄に電力を使うのもなんなので早々にHTをOFFにしました。ちなみにBIOSでは使用するコア数も変えられたので2コアとかにしてみたのですが消費電力的にはあまり効果はなかったので、そこは一応ということで4コアで使っています。
ちなみに、ADP Ver 0.74でマルチスレッド機能(pipe述語)を搭載し、テスト中にCPU使用率が100%になり、『やっと使い切った』と喜んでいました。
またメモリも24GB搭載できるのですが、12GBで特に不満を感じていません。空き容量が7GBでキャッシュが3GBとか言われるとさすがに増設する気になれませんな・・・・
とまぁこんな感じでまったく気合が入っていませんが、まぁ来年あたりまだ円高が続くようでしたら手ごろな価格で高性能マシンが組めるので狙ってみたいです。
2011-10-28 | コメント:0件
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