WEB-DB用の言語としてベースにPrologを選んだわけですが、(注)あくまでもベースであって基本的に別ものになっています。
なぜ、Prologを選んだかと言いますと、
PrologはRDBとの相性が良い
ということに尽きるかと思います。PrologとRDBの類似性自体はPrologを知る多くの人が感じていることだと思います。
Prologの教科書を読むと必ずと言っていい程、家系図の例題が出ますが、家系図自体がデータベースそのものでしょう。
一方で、インピーダンスミスマッチと言わるぐらい、他の言語(主にオブジェクト指向言語)とRDBはあまり相性がよくないです。O/Rマッパーのようなものを誰しも一度は作ると思いますが、私も実際にJavaでO/Rマッパーを作ってみましたが、どうも今一つでありました。もっとも3年程前に、Ruby On Rails(RoR)を触ってみましたが、RoRにはものすごい力を感じました。一時はADPの開発を止めようかと思いましたが、Ruby実行速度がいまいち(特にWindows版)なのとRuby自体は比較的難解な言語なので続けることにしました。
私はPrologには精通していません。学生自体にちょっとかじった程度です。ですので、Prologの文法や規格をきちんと把握していません。その中でPrologの動作についていまひとつ理解できない部分がありましたので、であればということでADPの文法はオリジナルのものとなっています。