iPhoneを買ったとか、T1028のメモリ4GB計画は失敗したとか、書くことはあるのですが、
ADPの0.78をリリースしましたのでその告知を。
今回のリリースですが、env述語のバグFIXのみで、今までの中でもっとも変更点が少ないリリースになります。
公にはしていませんでしたが、月1でリリースしようと決めていましたので、1点だけの変更ですがリリースします。
ちなみに、今回のリリースでは間に合いませんでしたが、対応マシン(コンパイル済みのバイナリ)にMAC(intel Mac)を追加しようかと思っています。iPhoneも買ったことだしこれで私も一人前のAppleユーザとして旅立とうかと思とります。
また、とある人から『はやくバージョン1を出せ。」と言われましたので、若干ですが方針変更をします。今まではマルチスレッド対応を優先しようかと思っていましたが、リソース開放機能を優先して開発します。で、このリソース開放機能の実装をもって バージョン1.0としようかと思ってます。
まぁ、バージョン番号自体にこだわりは無かったので、ユーザというかプロジェクト関係者というか関わる人が増えたのでその意向を取り入れる形になってます。ちなみにリソース開放機能についてはADPの構文が変更になる可能性があるのでこれについては外せないということで実装します。
先日、液晶パネルを交換してみたT1028ですが、今度はハードディスクをSSDに置き換えてみました。
新規にSSDを購入しようかとも思ったのですが、T1028のスペックを確認しますとチップセットが945系のモバイル用ということで、どうやらシリアルATAの初期版のようで、転送速度が頭打ちする可能性があるので、メインマシンで使っていた X25-M にしました。
メインマシンには前から使っていたG-MONSTERを使うようにしました。なぜ、G-MONSTERをT1028で使わないのかですが、G-MONSTERはプチフリで有名な初期のSSDでこれでT1028は厳しいということでややこしい入れ替えとなりました。
作業は、
1.メインマシンのSSDの交換
2.T1028のハードディスク→SSD
でした。
Windows 7ですが、OSでハードディスクの交換に対応しており、バックアップメニューから、『システムイメージの作成』、『システム修復ディスクの作成』を行い、ディスクの交換後、システム修復ディスクから起動し、作成したシステムイメージを使って新しいSSDにシステムを復元すればOKです。
もっとも、G-MONSTERはプチフリがするということで2台でRAID(ストライプ)で使ってたので今回もそうしようと、RAIDを組みました関係で、ICH10のATAモードが、旧システムはAHCIで、新システムがRAIDになり、普通では起動しなくなります。
マイクロソフトさんも、そこらへんは解っておられるようで、
このページからドライバが入手できますので、システムイメージの作成前にドライバをインストールしておきます。
これで、メインマシンの換装はおわりましたので、同じことを行えばT1028は晴れてSSDに換装となるかと思います。
T1028側ですが今回は、フリーのバックアップツールの、
EaseUs Todo Backupを使ってみました。これはT1028に載っているリカバリエリアを含めてコピーを行う為ですが、コピーした後に判りましたが、リカバリ領域を含めて正しくコピーを行うには、
このページによると同一のディスクである必要があるらしい。実際に私の場合も起動時に、no_xpr というエラーが出て起動しなくなりました。
リカバリ領域をあきらめるなら、このまま、
回復コンソール(あらかじめT1028で修復ディスクを作成しそこから起動する)を起動し、
このページにあるように
bootrec /fixboot
bootrec /fixmbr
とすると今度は、起動時に『BOOTMGR is missing 』というメッセージが出るようになるので今度は、
このページのとおりに、
bcdboot c:\windows
とすると無事に起動するようになります。
ややこしいですが、次回の換装時はT1028でも、システムイメージの作成&修復で試してみます。
実際にどのくらいパフォーマンスが上がったかですが、以下のようになりました。
■換装前(購入直後のベンチマーク)
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor 1662.68MHz[GenuineIntel family 6 model C step 2]
Processor 1662.72MHz[GenuineIntel family 6 model C step 2]
VideoCard RDPDD Chained DD
Resolution 1024x600 (16Bit color)
Memory 2086,872 KByte
OS Windows NT 6.1 (Build: 7600)
ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
40526 89909 63345 49731 50124 88444 12
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
3908 3744 2052 284 71259 70572 13047 25937 C:\100MB
■換装後(液晶・SSD換装後のベンチマーク)
★ ★ ★ HDBENCH Ver 3.40 beta 6 (C)EP82改/かず ★ ★ ★
M/B Name
Processor 1662.68MHz[GenuineIntel family 6 model C step 2]
Processor 1662.68MHz[GenuineIntel family 6 model C step 2]
VideoCard RDPDD Chained DD
Resolution 1366x768 (16Bit color)
Memory 2086,872 KByte
OS Windows NT 6.1 (Build: 7601) Service Pack 1
ALL Integer Float MemoryR MemoryW MemoryRW DirectDraw
60509 82944 60433 49981 50396 88820 13
Rectangle Text Ellipse BitBlt Read Write RRead RWrite Drive
24200 24563 2075 168 126108 79012 85191 38597 C:\100MB
なぜかグラフィック系のRectangleとTextのスコアが換装後の方が伸びているが、これはグラフィックドライバの設定が影響しています。
ディスクは、Read、Write、RRead、RWriteの項目になりますが、Readは、X25-Mの性能からいうとチップセットの転送速度の影響で頭打ちになっているようです。また、Writeはあまり性能が上がっていませんが、これはX25-M のもともとの性能になります。この辺りは最近の安いSSDの方がトータル性能が上がるような気がしますので、更に限界に挑戦すべくお金とヒマがあればロマンを求めたいところです。
RRead(ランダムリード)の伸びが大きく、確かに起動時間の体感速度も速くなっています。
SSDに換装したので消費電力の面でも有利かと思いますが、休止を行うと全メモリをSSDに吐き出すので、寿命の面からいうとなるべく休止は使わないように(ふたを閉じたときはスリープにするように)しています。
この辺りはしばらく様子みということで。
ちなみに、この一連の作業(計、6時間)をみていたヨメはあきれ返ったようでなにも言いませんでした。
ダジャレクラウドのアクセスアップ企画(ダみる)ですが、どうも読者受けが悪いらしくこのブログのアクセス数が下がってきた為、以下のページ(サイトは閉鎖しました)に移動させました。
このブログですが、ユーザの滞在時間(というかページ参照数)が長く、アクセス数にも貢献していた面もあるのですが、ダみるのコンテンツをアップさせるようになってからアクセス数が下がってきた。
もともと硬派なエンジニアのページを目指していたのでその趣旨のお客さんも増えていたようでその方たちはだじゃれはお嫌いのようです。
というわけで元の硬派(?)な記事に戻します。
以前に購入したT1028ですが、購入後そろそろ1年が経過し保証期間も終了するので(もっとも海外で購入したので保証もままならないのですが)、そろそろ分解してみようということで、液晶パネルを交換してみました。
液晶のサイズが10インチで、元の解像度が1024×600で、それを1366×768にしてみます。
以前にも書いたとおり解像度的には1024×600の方が目に優しいので良いのですが、縦のサイズが600ドットだとアプリケーションによってはダイアログが入りきらずにボタンがクリックできずに困ることもあるので、縦がXGAと同等の768のものに交換してみました。
最近の、ノート・ネットブックPCの液晶パネルの交換は結構みなさんやっているみたいで、液晶パネルでググれが結構出てきます。
もっとも私が使っているT1028に関しては日本のサイトでは見当たらずに本家の amazon.com で買いました。
また、T1028はさまざまなモデルがあり、T1028Xというモデルで1366×768の解像度をサポートしています。私が購入したのがT1028Mでこの2つのモデルは同一の筺体のようで、
T1028X用の液晶パネルを買えば良いようでした。お値段は円高の影響もあり、送料込で、1万円弱になりました。
ということでアマゾンで液晶パネルを買って待つこと3週間ほどで我が家に液晶パネルがきました。
さっそくばらして交換してみましたが、無事に1366×768で表示ができました。
これで、T1028X相当になったのですが、2点程難点があります。
- タッチパネルでなくなった。購入したパネルにタッチパネルがついていなかったので、タッチパネルができなくなりました。もっとも普段からタッチパネルを使用していないのであまり問題にはなりません。余計なものがないのでかえって表示がきれいで文字が見やすく私にとってはこの方がよかったです。
- やっぱり中年の目には、10インチで1366×768はきつい。これに関しては、普段使うアプリ(ほとんどIEなのだが)で拡大表示すれば、まぁ事たりるので良しとしましょう。
ちなみに、交換作業を見ていた嫁さんが
「なんで液晶を交換するの?」
と聞いてきたので、
『いや画面の解像度が小さいので下の部分が切れるので・・・』
と返事すると
「なんやそれだけのことで、1万使うのか?」
と詰め寄られました。
まぁ女には男のロマンはわかるまいて。
ADP 0.77のリリースです。またもや地味な改善になります。
ダジャレクラウドプロジェクトからのフィードバックがメインになります。
・バグフィックス
・シングルスレッド動作時のパフォーマンス改善
・size述語の変更
・eload / esave述語の追加
今のところ、
ダジャレクラウドのサーバーはADPで作成していますが、実践で使うとちょこちょこバグが見つかるようで、今回のリリースでもバグフィックスが入っています。
0.74のマルチスレッド対応時に、メモリの取得・開放時にロックを掛けるように変更しましたが、シングルスレッド動作時には単にオーバーヘッドになるだけですので、フラグを用いてロックする(マルチスレッド動作時)、ロックしない(シングルスレッド動作時)としました。
今更ですが、文字列の長さを求める述語がなかったので、size述語(配列の要素数を求める)を拡張して文字列が指定されたら長さ(バイト数)を返すようにしました。
eload / esave は、主にADPのCGIモードのデバッグ用で、esaveで実行環境(環境変数、QUERY変数、COOKIE)を保存し、eloadで復元します。ADPをgdbでデバッグするときにeloadでCGIの環境を復元しデバッグを行います。
ちなみに、1揃えの11月11日にリリースしようかと思っていましたが、失念していて今日のリリースになりました。